(その1)玄関 http://tuki-note.com/wp/post-0-148
(その2)LDK http://tuki-note.com/wp/post-0-147
から続いて、左京の建売リフォームの水周りのビフォーアフター解説です!

改修前は、キッチンから洗面・浴室へグルッと遠回りしないといけないプランで、
洗面・洗濯から物干しへも遠回りで、家事動線のやたら長い住宅でした。
改修後は、キッチンから洗面へ直接出入りできるようにして、かつトイレやホールにも通り抜けられる2wayの入口をもうけました。
また、和室とリビングも改修前は行き来ができませんでしたが、
改修で床の間をこわしてPCコーナーに造り替えると同時に、出入り口ももうけました。
このように、よいプラン・使いやすい動線は、いくつかの方向に出入りできるようにすること、
家の中をグルグルと回れる回遊型のプランにすることがとても大事です。
いろんなルートで回れて、平面図にいくつも動線が○で書けるとよいプランなのです。
洗面室・浴室のビフォーは、、、
 
 
タイル貼りのお風呂は、非常に寒く冷めやすく、冬はつらい状況だったようです。
LDKとも分断された間取りだったので、このままだと冬のヒートショックも起こりやすい環境でした。
阪神大震災の影響でタイルにヒビも入っており、浴室の改修はぜひしておきたいところでした。
その浴室のアフターはこちら↓↓


リフォームしてずいぶん印象の変わったお風呂です!
壁板と天井板は、吉野のヒノキです♪♪
奈良県産材を使ったら補助金がいただける「エコポイントならプラス」という制度を使わせていただいたので、かなり安価で地元の奈良吉野のヒノキが使えました。
浴室には、水や腐朽に強い、ヒノキ・ヒバあたりが最適です。
浴槽に近い腰壁には、キッチンパネルの浴室用のものを使っています。
タイルと違って目地が少ないので、掃除しやすく汚れにくいです。
窓台には人造大理石を使っています。
しょっちゅう水のかかる腰壁や窓台は、やはり板よりもこういった素材の方が安心して使えます。
キッチンパネルも柄がきついものやテカテカしたものは飽きが来ますが、浴槽にあわせたマットな白を選ぶと違和感がありません。
浴槽と洗い場はハーフユニットバスです。
一般的なフルのユニットバスと違い、腰から上の部分は仕上げが自由にできて、かつ腰から下の防水性に優れた、フナキイチオシのお風呂です。
木を使ったお風呂をいつまでもキレイに使うコツは、とにかく換気!です!
久々におじゃましたこちらのTさん宅では、常に換気をされてて、大変きれいに使っていただいてました~~♪
基本的に24時間換気を常に回し、入浴後はできるだけ窓を開けていただいています。
板壁がかなり濡れている時は、あがる時にサッと拭き取ってもらったり、洗い場に水をサッとかけて湯気を抑えてもらったりすると、なお完璧です。
そうすれば、特にゴシゴシ掃除したりする必要は全くありません。
そして、洗面室のアフターはこちら↓↓



洗面室からキッチン側にもトイレ側にも引戸をもうけ、通り抜けれるようにしています。
引戸の上はどこも欄間ガラスを入れているので、戸を閉めていても狭さを感じません。
床は防水性に優れていて、足触りもいい、コルクタイルの特殊樹脂ワックス仕上げです。
壁は調湿に優れた杉板と、水がかかる部分はキッチンパネルを張っています。
洗面台は既製品ではなく、カウンター・水栓・洗面ボウル・扉・引き出しを、住まい手の使い方にあわせカスタマイズしたものです。
カウンター下の扉の中には、家族それぞれの着替えも入れられるように網かごの引き出しが組み込まれています。
ミラーキャビネットは、Tさんご夫妻のこだわりで、LED照明つきの三面鏡を組み合わせています。
キッチンから洗面を見るとこんな感じ↓

キッチン→洗面・洗濯・浴室→物干しへの動線をいかにスムーズにするか、
せっかくリフォームするときには、絶対に外せないポイントです。
トイレや和室については、(その4)http://turezure.tuki-note.com/?eid=52   に続きます!

2013年09月01日    

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