小ギャラリーの家・Afan、
今回は木部をすべてDIYで着色することにしましたので、毎週工事の合間をぬって、掃除→塗装→掃除→塗装の繰り返しでした。
器用なお施主さんは、もうバッチリ大切な戦力ですし、なんなら私よりも上手になっておられます。
杉・ナラ・ウォールナット・栗などなど、場所場所で色や濃さを変えながら進めています。
使っている塗料は、オスモ・バトン・キシラデコール・柿渋・ベンガラなど、各種取り揃えております。
場所ごとに調合を変えるので、私の方で色見本を作り塗料を調合し、お施主さんの田村さんに塗っていただくというチームになっています。
濃い色が多いのに加え、黒・こげ茶・赤茶・クリアと、色が切り替わるところが多いので、養生もなかなか大変です。
もともとアンティークや古民家のインテリアに興味があり、かつ単なる古民家風ではなくモダンなものとも組み合わせてお気に入りの空間を作りたいという、こだわりも強く、かつセンスのいいお施主さんなので、1ヶ所1ヶ所、「ここはこの色」「ここはこの板」と一緒に相談しながら決めています。
古色といっても全部が黒っぽいと暗く単調になるし、赤茶とこげ茶とクリアを塗り分けつつ、暗すぎず重すぎず安っぽくならず、という絶妙のラインを模索しています。
昨日は、塗装のプロフェッショナル、太田さんにも現場に助っ人に来ていただきました。
素人では難しいところを塗装していただき、DIYの先生にもなっていただきました。
今まで試行錯誤で塗装していたところもプロの技や鉄則をあらためて伺って、めちゃ勉強になりました!
一番、目からウロコだったのは、実は塗料缶からの塗料の注ぎ方。
今までえらい勘違いしてました(*_*)
塗装の仕方はもちろん、養生の仕方など、いろいろ為になりました。
太田さんにお願いしたのは真っ白の水性塗料の塗装。
左官の漆喰壁に馴染んで、でもここは左官ではなく塗装でいきたいというところがあり、「きれいにムラなく白く塗る」というのがとても難しいのです。
細い格子戸の塗装もお願いをしました。
さすがプロはきれいで手早いです。
四苦八苦しておりますが、プロの方の助けも得ながら、頼りになり手仕事をなんでもこなして嬉々として作業してくださるお施主さんに感謝しつつ、完成までもう少しがんばります!
2015年04月02日
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