Afanは和紙張りにとても凝っています。
まず1月に施主の田村さんといっしょに襖紙を選びに、野江の「紙戸屋・中野表具店」さんに行ってきました。
唐紙、伊勢型紙、手漉き和紙などの様々な技巧にホレボレ。
田村さんも私も興奮してヒートアップで頭がショートしそうでした(*_*)
中野表具店さんでは、和紙を選び、そこに模様を工房で擦ってくださるので、紙の色や柄、模様の位置や色をリクエストして作ってもらうと、その組み合わせは無限大なのです。
3時間の打合せでも、仮案しか決めることができませんでした。。。
でも、日本の伝統文化を大切にしながらアレンジして落とし込めそうなので楽しみです。
3月末には中野表具店さんが壁の和紙貼りに来てくださいました。
壁には「越前手漉雲肌(本鳥の子)・からかみ 五三の桐」を貼ります。
淡い錆青磁色の雲肌の紙に、金色のキラで桐の模様を摺った唐紙です。
この日は下地に浮け紙を貼ってもらいました。
実際には初めて見る袋貼りの施工。
四周にだけ糊を付けて、下貼りをしていきます。
次の日にこの上にもう一度下貼りをして、最後に唐紙を上貼りしていただきます。
こんな丁寧な伝統的な手仕事を見せてもらって幸せでした。
五三の桐の仕上がりはこちらです。
唐紙の左右のふすまは無地の雲肌です。
主張しないしっとりした表情で、中央の唐紙の華やかさを引き立てます。
2Fへの上がり口横の襖には黒いふすま「伊勢型紙」です。
これも中野表具店さんで和紙を選んで、型紙の柄を選んで摺る位置を決めて、完全にオリジナルで摺っていただいたものです。
手仕事で仕上げていただくのは嬉しいことですね。
その他に田村さんがお持ちの古い屏風を張り替えてもらったり、モダンなパネルを作っていただいたりと、まるで表具の展示場のようにいろんな和紙や手仕事をご覧いただけるギャラリーになりました。
中野表具店さんのホームページでももっと詳しく解説していただいていますので、よろしければご覧ください。
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