ツキノオトの設計で一番多い浴室は、ハーフユニットと木のお風呂です。
腰から上は温かみのある板を張り、腰から下はお掃除が楽で防水がしっかりしていて水切れもいいハーフユニットバスを組合せるパターンを多く採用しています。
板をユニットぎりぎりまで張らずに、よく水がかかるところにはタイルや石や浴室用パネルなど水に強い材料を貼って、板の小口から水気を吸わないようにしています。
あとはとにかく換気、乾燥です。
24時間換気と開閉しやすい窓は必須、時には浴室乾燥機も入れますが、とにかく換気を欠かさなければ大丈夫です。

 

 

 

1.梅林の家(大津市・施工:ツキデ工務店)

ヒバの板+大判タイル+人工大理石+TOTOハーフユニット

 


インナーテラスに向かって大きな窓が開いていて、庭の緑がきれいに見える浴室です。
引き違い窓の中にブラインドが仕込まれています。

 

2.日美の家(大阪狭山市・施工:中瀬古工務店)

サワラ板+浴室用パネル+人工大理石+TOTOハーフユニット)

 


こちらは板の手入れをご心配されていたため、天井と一面の壁だけを板張りとして、シャワーが取り付く壁は白いパネルとしています。
こちらも窓から緑が見え、大きな鏡にも映り込み、浴室が広く感じます。

 

3.奈良左京の家(奈良市・施工:ツキデ工務店)
ヒノキ板+浴室用パネル+人工大理石+TOTOハーフユニット

 


こちらはリフォームだったので窓の高さに合わせて板とパネルを切り替えています。
以前はタイル貼りの寒い浴室だったのを、断熱を強化して見た目にも体感にも温かいお風呂になりました。

 

 

4.福島のテラスハウス(大阪市・施工:羽根建築工房)
サワラ板+ヒノキ板+タイル+日比野化学ハーフユニット

 


こちらは都心の狭小住宅リフォームでしたので、浴室は1216サイズ。
日比野化学工業だけが1216に対応可能でした。
こちらも断熱改修とあわせ温かく気持ちよくなり、住まい手の70代のご主人は一番お風呂を気に入ってくださいました。

 

 

2020年07月28日    

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