緑橋のマンションリフォームはチマチマ節約改修です。
決して「劇的」ビフォーアフターではありませんので、劇的を見たい方はここはスルーしちゃってください(笑)。
少ない予算でどこまでやれるかを地味にコツコツと積み重ねていく毎日をお伝えしていきます。
さて、予算をざっくり500万円と書きましたが、
家全体をそっくりリノベーションしたいってなると、やはり1000万円は必要になります。
500万円の予算であれば
①間取りの変更や内装の変更を全体的に行い、水周りはあまりさわらない。
②キッチン・浴室・洗面・トイレなどの水周りをそっくりリニューアルし、各部屋についてはあまりさわらない。
のどちらかのコースを選ぶことになります。
これを大前提の念頭におきながら、今後のリフォームの方向性を探っていきます。
また、限られた予算でリフォームをするためには、エコポイントや行政の助成金などを上手に取り入れていく必要があります。
まずはリフォーム用の住宅エコポイントを検討していきましょう。
http://jutaku.eco-points.jp/user/outline/reform.html
このなかで、ポイントをもらえる項目がA.B.C.D・・・といろいろ区分されています。
A.窓の断熱改修
すきま風対策のために内窓を取り付けることは決定ですので、
「窓の断熱改修」についてはエコポイントがもらえます♪
ウチの場合、全サッシでだいたい40000ポイント。
少ないですが、つまりは4万円いただけるのですから椅子の1脚でも買えますよね~!
B.外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
次に、壁・床・天井の断熱ですが、、、これがなんとも困難なのです。。。
ウチは1階ですので床の断熱は是非ともやりたいところ。
ですが、現況の床材のすぐ下はコンクリートのままで断熱材をいれるスペースはありません。
かといって逆に床レベルをあげることもできません・・・。
梁だけでなく垂壁もコンクリートでできており、垂壁から下の建具の内法が、現在でも1760mmしかないのです。
この正面に見える梁だけでなく、その下の垂壁もRCなのです、、、なんだろ、この元設計。
これ以上、床レベルをあげて断熱材と床暖房と床材を張れば、建具の内法が1.7mを切ることになってきます・・・。
両親と私は小柄な方ですが、、、盆や正月に帰ってくる兄達にはちょっと圧迫感ありすぎです。
しかも断熱材は、「○○㎥使いなさい」という最低使用量の基準があり、
うちの狭いマンション(66㎡)でしたら、全体の床を断熱しないとエコポイントはもらえないことになります。
和室の畳の下にも断熱材を入れるなんて無駄だし、浴室の下にも断熱材をいれるなんて大工事になりすぎます。
悩んだ挙句、泣く泣く床全体の断熱はあきらめました。
(ただし、床暖房と最低限の断熱は入れます。)
物理的に開口高が取れないのだからどうしようもありません。
(予算にも高さにも余裕があれば、ぜひ断熱工事はしましょう。ハイ。)
・・・常々思う疑問ですが、なんでも行政の助成金をもらうには、
かなり性能レベルの高い工事をしなければいけないのです。
予算がふんだんにある人は補助金が受けやすく、
予算が少ない人間には助成を受けるチャンスも少ないわけです。
今回であれば、部分的な断熱工事には、ビタイチモンもエコポイントはいただけないわけです。
なんか違うくないか、これ?
長期優良住宅なんか大流行してましたが、
もうちょっと広く薄く、色んな条件の住宅に対して助成をして、
少しずつでも省エネや耐震の底上げをする方が大切なのではなかろうか??
うーん、とっても疑問な近年の住宅施策ですが、
ここでグチっても仕方ありません。
次いこ、次!!
壁はほとんどサッシなので外気に面する外壁はほとんどありません。
隣家との戸境の壁はそんなに断熱性能を高めても効果は薄い、と判断しました。
外気に接していなければ、そんなに熱の損失はないというのは長年のマンション暮らしで体感済み。
天井も同じく、上階の方の冷暖房の放熱もあるわけですから、断熱工事はしないことにしました。
床断熱が一面バシ~ッとできないのは甚だ残念ですが、今回はAの内窓以外は最低限の断熱工事となります。
C.バリアフリー改修
今回のエコポイントでは、上記のAかBの工事と一体であれば、バリアフリー工事にたいしてもエコポイントがもらえます。
今回、室内の床は可能なかぎり段差なしに改修していきますし、バルコニーにもデッキを張って段差をなくしますので、
この段差解消で10000ポイントいただけます。
さらに廊下の巾や、出入り口の巾も広げて行きますので、これで50000ポイントになります。
ただし、要注意なのが、このCの工事の合計上限が50000ポイントとなっていますので、
どうあがいてもいただけるのは5万円分のポイント。
でもそれでもベッド1台ぐらいには生まれ変わるかもしれません!ありがたいことです。
D.太陽熱利用システム
E.節水型トイレ
F.高断熱浴槽
さらに今回のエコポイントでは、省エネに効果のある上記の設備設置にたいしてもポイントがつきます。
ウチの場合は、まずDは却下。
つづいてFの浴槽は、両親が現在のユニットバスになんの不満もないので、これまた却下。
「トイレと便器を広くしたい」という要望はありましたので、これを機に節水型トイレに変えられないか検討してみます。
で、結論からいうと無理だったんですよね。。。
まず、節水型トイレというのが、どのメーカーもけっこうデカイのです。
現状のトイレの位置のまま、この便器を入れてしまうと、もはや便器前に立つこともできません。
また、便器からの排水がPSに向かって横に突き出しているので、
トイレの位置を変えることも困難です。
これが床下へ排水されていれば、もう少し便器の位置をずらすことも検討できたのですが、壁排水では便器の位置はかなり限定されます。
しかも便器の前の壁のみコンクリートの壁で、壁を撤去することもできません。
マンションリフォームって、、、新築工事や木造改修とは違って、制約がかなりガチガチにあります。
そんなわけで節水型トイレの導入もあきらめました。
トイレメーカーさん、節水型トイレの小型タイプの販売を心待ちにしておりますよ~!
昔あったリフォーム用の小さめ便器も廃盤になっていました。。。
困ります・・・。
結論、エコポイントからはA.窓改修で40000ポイント、C.バリアフリー改修で50000ポイントの、
合計90000ポイントをいただくのが目標です!
ふ~、予算を切り詰めるのも地道な作業です。。。
長い道のりだわ~。
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