今日は結露や湿度やカビのお話です。
皆さんは冬は加湿するべきと思いますか?
除湿するべきと思いますか??
答えは、、、ケースバイケースです。
最近の傾向として、「冬は乾燥するから加湿するべき」という考えで、加湿する暖房や加湿器やスチームの美顔器などの効能がうたわれた商品のCMが多いんじゃないかな?と思います。
そして、昔から日本では乾燥対策としてストーブの上にヤカンをかけて湯気をたてて暖を取るというイメージもあります。
で、私もそう思っていました。加湿した方がいいのだと。
部屋干しも加湿になって、風邪の対策にもなると。
ところが、最近になって「冬にカビが生えた」っていう相談を受けることが多いのです。
そして、我が家も4年前にリフォームした直後の冬に外壁側にカビが生えたのです!
ショ、ショック。。。
な、なんで??
結論、これは過加湿なのです。そして換気不足。
リフォーム前はサッシに隙間が多く、家の中はスースー隙間風が入っていました。
そしてリフォームしてサッシに内窓を付け、隙間風は収まり、家の断熱性は格段に良くなり、窓の結露はピタッと無くなりました。
ところが暮らし方は以前と変わりません。
キッチンではヤカンでお湯を沸かし湯気を立てて、暖房はスチーム機能で加湿し、寒くなるから換気は最小限にして、おまけに室内で部屋干ししてました。
すると、寝室の窓の横の壁のカーテンだまりのところにカビが、、、!
カーテンと壁はしっとりしていました。
リフォーム前と違って気密性が上がった我が家は、多すぎる部屋の水蒸気を外に排出することもできず、窓で結露として現れることもなく、窓よりもヒンヤリしていた壁で結露していたのです。
ヒエ〜!!っと急いでカビ取り剤で壁のカビを取り、それからは暖房のスチーム機能をやめ、お湯はティファールで沸かし、極力換気扇を回しました。
さらにキッチンと寝室の間の建具をきっちり閉めて、キッチンの湯気が寝室に入らないようにしました。
カーテンは湿らないように日中は壁に引っ付かないようにもしました。
すると、もうカビは生えてきません。
カビの元になる湿気を抑えたので、そりゃそうですよね。
我が家だけではありません。
私の兄のマンションでも風邪予防に加湿機を使った冬にカビが発生しました。
結局、加湿し過ぎてただけだったんです。
対策は、まずは温湿度計を買いましょう。
そして、一番湿気の出る部屋と、一番寒い部屋に置く。
人に快適な湿度は40〜60%です。
40%未満だと乾燥し過ぎでウィルスが活発になり風邪を引きやすくなりますし、60%を超えるとカビや腐朽菌が繁殖しやすくなります。
この快適湿度に近づくように、湿度が高ければ除湿機やエアコンを使い、湿度が低ければ加湿機やスチーム機能を使うことになります。
冬の風邪対策は、手洗い・うがいと、寝る時のマスク着用もなかなか良いです。
肌の乾燥には保湿の化粧水などですかね(^^;;
まずは、「冬は加湿すべし」という固定観念を捨て、室内湿度のチェックが第一歩です。
冬の快適な空気環境を手に入れましょう!(^^)
2016年11月23日
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