池田市の「姫室の家」では、床の下地や外壁の下地といった、地味ながら大切な工事が続いています。
1階の床暖房のガス温水パネルを敷いています。
この上に下地合板9mmを捨て張りし、その上にクルミの床板を敷いていきます。
温水パネルの上に直に床板を敷くと、暖房の熱が板に直接触れるので、床板の伸び縮みなどの変形が大きくなります。
急激に板が縮むことを防ぎ緩和するために捨て張りのベニヤを入れます。
外壁にはタイベックという透湿防水シートを全周に貼っています。
これは外からの水は通さずに防水し、壁の中の湿気は通す素材なので、壁の中の見えない結露や腐朽を防ぐことができます。
このタイベックの上に縦桟(胴縁)を打っています。
この桟の間を空気が通り、壁の中の湿気を外に排出する通気層となります。
桟の一番下にステンレスの網を付けています。
通気層の中に虫などが入ってくるのを防ぐ防虫網です。
あとしばらく、外壁下地や床下地の工事が続きます。
2016年11月24日
コメントを残す