「二人暮らしの平屋の家」の和室。

 

正面の吊押入の襖は、アクセントに藍鼠色にしました。

ちょうどお布団が入る寸法にしています。

下まで全部を押入にすると部屋が狭く感じますので、浮いたように見せています。

 

 

 

吊押入の上は格子戸の中にエアコンを入れています。

襖も格子戸も片引戸になっていて、お布団の出し入れもしやすく、エアコンの掃除もしやすくなっています。

そして足元には狆くぐりが。

床の間のようなデザインを取り入れています。

 

 

 

このショットは見学会の一コマ。

狆ではなくお子さんがくぐっておられました(笑)

子供って遊べるところを見つける天才ですね♪

 

 

側面の4枚襖は、生成りの色の「雲肌」という伝統的な手漉き和紙です。

この雲肌を自宅に使って以来、すっかり気に入ってしまい、何軒かにオススメして使わせていただきました。

 

 

 

 

特徴は、光の加減や見る角度で微妙に変わる表情、雲のような水のようなフワフワユラユラした独特の風情にあります。

風味が濃くないので、面積の大きいところや、何気なく柔らかい雰囲気を作りたい時などに使います。

 

 

ただ、化学的な加工のない手漉き和紙ですので、小さなお子さんがおられるお家や、丁寧に扱うのが難しい部屋にはお勧めできません。

常に手で触れるとモケモケしてきますので、必ず引手を触るようなディテールが必要です。

使い方が激しくなりそうな場所でしたら、柿渋紙など耐久性のある紙をお勧めしています。

 

 

和室との取り合いの障子を閉めても意外と良いです。

アクリワーロンで作った障子の組子は、ここは思い切って極あっさりとしたデザインにしています。

リビングの空気感が柔らかくまろやかになります。

 

 

 

 

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2020年08月22日    

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