工務店の解体工事にあわせ、電気工事の呉山さんが来てくれました。
解体にあわせてどんどん配線や配管を整理していきながら
先行する父の洋室の電気配線をどんどん仕上げていきます。


呉山さんは仕事が詰まっていたところに私のリフォームも押し込んだので、超お忙しい様子。
もくもくと手早くフル回転で仕事されていく様子は圧巻です。
しかも
「ここはこのルートで配線すれば綺麗におさまる。」
「ここはこういう風に工夫すれば問題は解決できる。」
などなど、的確にアドバイスをくれつつ仕事が進み、
図面や現場の理解も早くて
「この人は経験豊かなだけでなく本当に頭がいいんだな。。。」とお会いするたびに感心します。
リフォームですから配線できるルートをどう取るか、というのが新築とは違う課題です。
今の住まいは電気機器だらけですし、
父の部屋は事務所にもなるので、パソコン・プリンター・スキャナー・電話・FAXなどなど、、、
配線とコンセントがあふれる部屋をいかにスッキリさせるか、
これも呉山さんのアドバイスをもらいつつ、になります。
ルートが限られるので、新築とは違い、
どこでもかしこでもスイッチやコンセントがつけられる、ということにもなりません。
例えば、、、

うちのリビングダイニングの天井はコンクリートスラブ直天でしたから、
壁を移動させるときに配線もあわせて移動、とは簡単にいかないのです。
床から配線されていれば問題なかったのですが、
コンクリート躯体に埋め込みの配線の場合はなんらか工夫しなければいけません。
これをきれいに納めるためには、、、
天井を張るのか?はたまたカッコいい配線ダクトを設けるのか?
柱をつけて中に配線をしこむか?
新たな検討です。
マンションリフォームの場合、全体の電気容量というのも要注意です。
うちは今回のリフォームで高齢の母のためにIHクッキングヒーターを導入したかったのですが、
結論からいうと、今回は見送りました。
うちのマンションでは1戸の電気容量は20Aで、この容量をあげることはできません。
IHも使って床暖房も導入して他のレンジやパソコンなども使って、、、というのは到底無理です。
おそらく何かを重ねて使うたびにブレーカーが落ちることになるでしょう。
ご近所のIHを使っている方々に聞いてみると
「なるべく色々同時に使わないようにしてるけど、年に数回はブレーカーが落ちるかな。」
ってことでした。
うちの場合は今も父がパソコンでグラフィックの仕事をしているために、
「家全体のブレーカーが落ちる」ということは避けなくてはいけません。
かといって、年齢的にもうそろそろガスコンロも恐いし、、、
どうすりゃいいんだ?
で、解決策として、今回工事ではIHが使える程度の分電盤と専用コンセントは用意して、将来対応しておく、
ということになりました。
父の仕事はできれば80歳まで続けたいとのこと。(すごいな!)
そうするとあと三年です。
父が仕事を引退したあと、心置きなく、母にはIHを使ってもらう、ということになりました。
80歳でIHの使い方をおぼえるのか、、、。
なかなかそれもすごいことですが、やっぱり2人はいつまでもボケるわけにはいかなくなりました。
なかなかハードな高齢者住宅になりそうです。
住みこなせるように今後もしっかりしてもらうしかありません!
このあたりの相談も呉山さんにすると的確なわかりやすいアドバイスがありました。
つくづくありがたい電気屋さんです。
(つづく) 

2011年12月13日    

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