大阪の地震、西日本の水害と災害が続き、建物などの安全性の大切さや、土地の特徴を知っておくことの重要性をあらためて思い知らされています。

 

大阪で地震にあった時に、まず思ったのが「モクセイハウスのお隣の煙突を撤去しといてもらってよかった。。。」ということです。

 

モクセイハウスはあまり地盤のよくない敷地にたっており、しっかりと地盤補強もしましたし、構造も構造設計事務所にも見てもらいながらしっかりと設計し、モクセイハウス自身の安全性は心配ありませんでした。

 

が、一番心配だったのはお隣に立っていた銭湯の古い煙突です。

まったくメンテナンスされておらず、コンクリートはひび割れ、鉄筋は錆びて茶色いシミがたれている。。。

どれだけこっちが完璧な建物をたてても、あれが地震で倒れてきたらどうしようもない。。。

住まい手の命にかかわる問題です。

 

 

 

 

 

で、住まい手にも「あの煙突を撤去してもらえないか、もしくはちゃんと補強してもらえないか、銭湯に話をしに行きましょう」と敷地を見た時からずっと言っていたのですが、住まい手は遠慮深くて「ずっとご近所で知ってる人やし、銭湯はそんなお金もないやろし、そんなん言わんでいいよ。地震が来たら逃げるし。」の一点張り。。。

どうしようもない不安を抱えながら設計をしていました。

 

で、その状況を変えてくれたのが工務店の木又さんです。

木又さんも「あの煙突はまずい」ということで、「煙突撤去したらどれぐらいかかるか解体の見積出して、近隣挨拶も兼ねて行ってきますわ!」と感じよく撤去を勧めに行ってくれはりました。

 

私が話に行くなら「危ないから撤去してください」というお願いになるので住まい手も抵抗感があったようですが、木又さんが「あの煙突を解体するのは○○円でできますよ!」と営業のように行ってくださるということだったので、住まい手も「それやったらいいかな。。。」とOKが出ました。

 

銭湯の方も前から「煙突危ないかも」と気にはなっていたみたいで、結局、木又さんとは違う業者さんに頼んだようで、竣工時にはあった煙突が、庭の工事のころにはもう撤去されていました。

でも確実に撤去のきっかけを作ってくれたのは木又さんでした。

 

  

 

 

近所に危なさそうな構造物があった場合にはちゃんと怖がること、そしてダメ元でもとにかく話をすること。

そして話し方も大切だな~と。

 

コンクリートブロック塀や石塀も問題になっていますが、ちゃんと怖がってちゃんと話をするということを続けていればあんな悲しい被害は防げたかもしれません。

 

ハザードマップを知らずに危ないところに住み続けているというケースも同じことだと思います。

今回の地震や水害を受けて、みなさんにも「自分のところの土地ってハザードマップではどんなになってるんかな?」とぜひ見ていただきたいし、対策も練っておいていただきたいと思います。

 

住まい手も今度の地震で「煙突撤去してもらっといてほんまに良かったわ~」と胸をなで下ろしてはりました。

対応してくださった木又さんと、撤去してくださった銭湯の方に感謝です。

 

 

2018年07月23日    

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